Style Modern

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テクニック

それは技術という事になるが、見た目だけでは計り知れない技がここに潜んでいる。

最低限必要なテクニックは植物を植えること。植え方の善し悪しで今後この子に与える影響は大きい。

しかしスタイルモダンには流儀がある。それは、たんに見た目の美しさだけではない奥深さがそこにあるという事だ。

このネオゲレリア・ハーモニーには様々なテクニックが施されている。バランス良く左右に葉を開かせている様子が調和を保っているが、実は双子である。二つの株を合わせて植えているのである。だが、その合わせて植えたことを、この姿から想像するのは難しいだろう。

 

 

植物が植物らしく活き活きとその姿を留める上で、私の手を借りたのだ。この植物に出会った時、頼りなさを感じつつも私の手に掛かれば、その植物本来の魅力を引き出せると感じた。

まさに、そのテクニックを必要としていたのだ。ボリュームが欲しいから二つの株を合わせたのでは無い。この植物が活き活きと輝きを増すであろう姿がそこに見えたから施したテクニックである。

単なる寄せ植えとは一線を画している。

そこには無限の可能性が秘められていた。この植物をどの様に仕立てるかで違った世界が広がるからだ。


私が選んだネオゲレリア・ハーモニーの世界はご覧の通りだ。溢れんばかりに両手を広げたその姿の艶やかな事!この植物の魅力は増したのである。

 

更に特筆すべき事がある。


この妖艶な色で、見る者に様々な感情を呼び起こさせる植物の小さな命のことだ。まだ柔らかく若葉らしい黄緑色をした一筋のラインを描く新芽に注目して頂きたい。

土の中から這いだし伸ばした新芽は、まだ大人の葉達に守られているかのようにひっそりと、でも力強くそこに存在していたのだ。

自らの意志を主張するかのように
ただひたすら真っ直ぐに背を伸ばしているのだ。

愛らしい。

この新芽を取り囲むように、大人になった葉達を配した。自然なままの姿かと思いきや、実は私の手を借り、その魅力を増していたネオゲレリア・ハーモニーに乾杯!

そして、ネオレゲリア・ハーモニーの為に選んだ器という名のステージは、この植物を包み込んでしまおうかと末広がりにその口を大きく開いた器だ。あなたにも聞こえるだろうか?緩やかな曲線を描きながら大きく開いた器の中で、この植物の奏でるハーモニーが共鳴する音を・・・

植物との出会いを大切にし、偶然ではない必然の出会いに感動し、植物の声に心の耳を傾け、心の目を開き技を施すのがスタイルモダンの流儀である。

この子には「響ーharmony」と命名した。
あなたの心の耳に届くハーモニーが聞こえてくるようだ。

作品No Fe08005
題目『 響 ー Harmony 』
参考価格 ¥12,000.

 

 

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